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ストラトキャスターの基礎知識(その2)

エレキギター

ストラトキャスターを愛用するギタリスト

ジミ・ヘンドリックス

ジミ・ヘンドリックス

ストラトキャスターを使用した有名アーティストは沢山いますが、その中でも一番手に挙げられるのが、かのジミ・ヘンドリックスです。ストラトキャスターは、1960年代に一時期人気が低迷したことがあり、当時は製造中止の話すらあったようですが、その状況をひっくり返したのが彼だとも言われています。

マーシャルのアンプとの組み合わせで生み出された強烈な歪みサウンドは、当時の音楽シーンを席巻し、ストラトの地位向上に大きく貢献したのです。

又、彼はストラトの低迷や音楽シーンをひっくり返しただけでなく、ギター自体もひっくり返していました。右利き用のストラトを、上下ひっくり返して左利き用として使用していた話は、彼のファンならずとも広く知られた話ですね。(弦も上下反転して張っていたので、押弦は通常の左利き用ギターと同じです。)

Fender エレキギター Jimi Hendrix Stratocaster®
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クラプトンとジェフ・ベックそして現代へ

そしてそれに続いたのがエリック・クラプトンとジェフ・ベック。クラプトンは2026年1月現在も現役ですし、ジェフ・ベックは2023年に残念ながら鬼籍に入ってしまったものの、近年まで活動を続けていたので、その音をご存知の方も多いでしょう。

ストラトキャスターを愛するプレイヤーは多い

二人とも別にストラトだけを使っていたわけではないのですが、彼らがギターを弾いているところを想像すると、なぜか必ずストラトを持っている姿になるのは、きっと私だけはないはずです。

次に、ハードロック系だと、リッチー・ブラックモアは外せないでしょう。
ディープ・パープルやレインボーのギタリストとして超有名ですが、このバンドが生み出した名曲の数々は、彼のストラトサウンド抜きに語ることは出来ません。

私は高校時代にディープ・パーパルを聴きまくっていて、「Live in Japan」は私の中でバイブル化しています。

上の四人はもう伝説クラスのギタリストですが、少し若いところに目をやると、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテもストラト使いとして有名です。彼の”枯れたギター”サウンドは評価が非常に高く、「白いジミヘン」とも呼ばれていますね。私は、アルバム「Californication」の1曲目「Around the World」のギターが印象に強く残ってますねー。とにかく辛そうだしw

ヘヴィメタル系では、イングヴェイ・マルムスティーンが代表的存在。自称スウェーデンの伯爵家出身というキャラクターの強烈さも印象的ですが、スウィープ奏法を用いた彼の高速ギターソロは、一時代を築いたと言えるでしょう。彼の代表曲の一つである「Far Beyond The Sun」の演奏をYoutubeなどで見ると、やっぱりすごいギタリストなんだな、と改めて思わさせられます。

まだまだストラト愛用しているギタリストは沢山いますが、キリがないのでこの辺にしときますね。(笑)

とにかく、フェンダーのストラトは、エレキギターの中心的存在です。最近では価格のバリエーションも幅広くなり、新品ではスクワイヤーの2万円台から、ウン十万円する高級品までそろっていますので、初心者から上級者まで誰でもストラトを手にすることが出来ます。

Fender エレキギター ERIC CLAPTON STRATOCASTER® BLACKIE
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超高価なPre-CBS

CBSによる買収前のギターは超プレミア価格

歴史も古く、人気のあるギターですので、中古市場も活発。数多くのストラトが出回っていますので、気に入ったものが見つかりやすいと言うメリットもありますね。

実はフェンダー社は、1965年にCBS社に売却されているのですが、このCBS以前のモデルをPre-CBSと呼ぶ事があります。Pre-CBSはいわゆるヴィンテージ中のヴィンテージギターとして扱われ、状態の良いものならウン百万円、下手したらそれ以上の値段で取引されているようです。

これに対し、質の良い木材の入手が難しくなった70年代以降のものは、比較的安価で手に入る状況のようですね。正直、CBS時代のフェンダーは音が大味すぎて、繊細さに欠けるように思いますので、どうしてもPre-CBSと比較して評価が下がるのは、致し方ないかなと思います。

フェンダー・ジャパンからジャパン・エクスクルーシヴ・シリーズ、そしてMade in Japanシリーズへ

70年代80年代あたりだと、本家フェンダー製のものよりも日本製のコピーモデルの方が質が良いと言われていて、ジャパン・ヴィンテージと呼ばれて国内では高額で取引されています。

1982年、フェンダー社は当時アイバニーズやグレコのギターを生産していた富士弦楽器製造(現フジゲン)と共同でフェンダー・ジャパンを設立していますが、これは日本のコピーモデルが本家を上回る出来だったからという話はとても有名な話ですね。実際、当時を知る私としては、確かにコピーモデルの方が製品として安定感がある、という印象はありましたねー。

ジャパンヴィンテージ

なお、フェンダー・ジャパン社は、その後バブル崩壊の影響で1997年にフェンダー社に吸収され、スクワイヤーと統合されています。1997年以降のフェンダー・ジャパンブランドは、神田商会が引き継いでダイナ楽器などで製造を行っていましたが、2015年4月にフェンダーの日本支社であるフェンダーミュージック株式会社の立ち上げとともに姿を消しました。

その後しばらくは、ジャパン・エクスクルーシヴ・シリーズという名で販売されていましたが、2017年からは、フェンダー社が直接ダイナ楽器に発注する形となり、これを機にフェンダーの正規ラインナップである「Made in Japanシリーズ」として製造・販売されています。

現状のMade in Japanシリーズの評判ですが、フジゲンで生産が行われていた時代に比べて、すこしユーザーの評価が落ちる印象があるのですが、これは恐らくSNSが発達し、いろんな意見がネット上に溢れるようになった事と無関係ではないように思います。

フジゲン時代もユーザーの不満はあったでしょうが、ネットがあまり発達していなかったので、ネガティブな意見は埋もれていたのだと思います。とは言え、いい製品を作る努力は怠らないで欲しいですから、ダイナ楽器さんにはこれからも研鑽を積んでいって欲しいですね。

Fender エレキギター Made in Japan Traditional 60s Stratocaster®
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以上、ストラトキャスターの基礎的なお話を書いてみました。

まだまだ奥の深い世界ですので、この程度は語りつくすことは出来ませんね。

この続きは、また機会を見てさらに継続していきたいと思います。

次回からは、レスポール編ですよ!

(その1)を読む

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