今回はギターアンプのお話です。初めてエレキギターを買う時って、ギターアンプのことまでなかなか気が回らないですよね。でも、アンプはギター本体の次に重要なものなんです。

そもそも、エレキギターは、アンプから出てくる音で勝負する楽器です。どんなに良いギターを買っても、アンプがしっかりと音を出してくれなければ、意味がないのです。
最初から大きなアンプは要らない
日本の住宅事情では、気軽に自宅に本格的な大出力のアンプを置いて、気軽にライブ並みの大音量で練習できる人なんて、かなり限られるでしょう。大半の人は、小さめのアンプを買って、近所迷惑にならないような音量で練習するしかないのです。
ある程度本格的にバンド活動をするようになれば、ライブハウスで使えるような大きさのアンプを購入する必要も出てくるでしょうけど、それは初めてギターを購入した人にとっては、少し先の話。
また、予算に余裕のある人なら、大きめの出力のアンプを買って、家で使う時だけ音量を絞ってやればいいという人もおられるでしょう。確かにそれでもいいと言えばいいのですが、大出力のアンプは、それなりに音量を上げないと、そのアンプの真の音が出ないのです。
F1マシンが市販車と同じスピードで走ったら、当然市販車より燃費は悪いし、運転自体もやりにくいですよね。そういう遅いスピードで走ることを、主な目的として設計されていないからです。
それと同じでギターアンプも、小音量で使うなら、大出力のアンプよりも低出力のもののほうが適しているのです。せっかくギターを買ったのだから、少しでもいい音を出したいと思うのは当然でしょうけど、同時に近所迷惑にならないようにもしないといけません。これは、昔から多くのギタリストが抱えていたジレンマです。

ですが、最近のギターアンプは性能が向上し、特に低出力のものに限って言えば、昔とは比較にならないくらいに音のクオリティが上がってきていて、ちゃんとギターの実力を引き出してくれるアンプも存在します。
ということで、前置きが少し長くなりましたが、ここでは自宅で使用することを主な目的としたオススメアンプをいくつかご紹介することにしましょう。
自宅で使いやすいギターアンプ
VOX Pathfinder 10
コストパフォーマンスを重視するならコレ。価格はお財布に優しい1万円前後。でも安いからって、性能は決してショボくない。10Wという出力は、小さなライブくらいなら難なくこなしてしまうパワーだって持っています。
それにVOXのアンプと言えば、あのザ・ビートルズが使用していたことでも有名。つまり、血統的には申し分なし。ルックス的にも、トラディショナルな雰囲気でいい感じですね。
ディレイやコーラスなどのエフェクターはありませんが、クリーントーンとオーバードライブの切り替えスイッチがあり、それなりに音作りもちゃんと出来ます。
ヘッドホン出力も可能で、夜間の練習も問題なし。予算的にそれほど多くは出せないけど、しっかりしたアンプが欲しいという方には、オススメのアンプです。

YAMAHA THR5 V.2
日本が誇る楽器メーカーであるヤマハの逸品。価格的には2.5万円前後とそれなりの値段が付いていますが、日本のメーカーらしい充実した多機能ぶりは、値段以上の価値があると思います。
出力は5W+5Wのステレオで「ヤマハ”Hi-Fi”オーディオテクノロジー」採用の高音質。スマホなどの外部機器を接続できるAUX IN端子も装備。これはつまり、ギターアンプとしてだけでなく、れっきとしたオーディオ機器としても使えることを意味します。
気になるギターアンプ機能は、CLEAN, CRUNCH, LEAD, BRIT HI, MODERNの5種類のエレキギター用に加え、ベース、エレアコ、フラットの計8種類のアンプシミュレーション機能を搭載。
エフェクターもCHORUS,FLANGER,PHASER,TREMOLO,DELAY,DELAY/REVERB, SPRING REVERB, HALL REVERBと必要十分な数。
ヘッドホン端子は当然のこと、USBインターフェイス機能(PCとの連動で、細かな音作りや録音・編集が可能)、バッテリー駆動、チューナー搭載と、まさに至れり尽くせり。
実はコレ、私も使ってるのですが、ランチボックスのような外観なのに、買う前に想像していたよりもオーディオとしてかなり音がイイ。横幅27センチというコンパクトなボディながら、臨場感のあるステレオサウンドが響きます。
ヤマハさん的にも、かなりの自信作のようですね。
BOSS KATANA-MINI
BOSSと言えば、エレキギターの世界ではエフェクターメーカーのトップ企業として有名です。そのBOSSがリリースしているKATANAアンプ・シリーズは、真空管アンプのようなウォーミーな音色と、BOSSらしい高品位のエフェクトを内蔵したアンプとして、世界中で高い評価を獲得しています。
KATANA-MINIは、そのKATANAシリーズのサウンドを、バッテリー駆動可能なコンパクト・ボディに納めた練習用アンプです。エフェクトはディレイのみであるものの、段階的に歪みをアップさせるアナログ・ゲイン回路を搭載し、アンプ・タイプはクリーン、クランチ、ハイゲインなブラウンの3種類を選択できます。
出力は7Wですが、練習用としては十分。価格も1万円前後で非常にリーズナブル。今一番アツいポータブル・アンプです。
以上が、私がオススメする自宅用ギターアンプです。Pathfinder10は練習用アンプとして定番品ですし、その多機能ぶりを駆使して色々な使い方をしてみたいという方はTHR5 V.2、自宅で手軽に本格ロック・ギターサウンドを出したい方はKATANA-MINIといったところでしょうか。いずれも評価の高い良品ですので、目的に合ったチョイスをすれば、きっと充実したギターライフを送れると思いますよ!


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